20代-30代女性 がん保険加入のポイント!
こんにちは。
みちこ先生です。
今回はがん保険を検討する際に必ず出てくるキーワード「上皮内がん」について考えてみたいと思います。
特に若い女性の方は
「なんだか良くわからないけど、まあいっか?」
なんて加入してしまうと、あとで大問題!になりかねないので、一緒に考えていきましょうね。
上皮内がんってなに?
皮膚がんと勘違いしている方もチラホラいますが、全然違います(笑)
【上皮内がんとは】
上皮内腫瘍とも呼ばれ、以前は、上皮内癌 carcinoma in situ と呼ばれていたもの。上皮細胞と間質細胞(組織)を隔てる膜(基底膜)を破って浸潤(しんじゅん)していない腫瘍(癌)。浸潤していないので、切除すれば治ります。
(※出典 国立がん研究センター がん情報サービスHP)
つまり、
まだ組織に進入していない、他の組織に転移する可能性のない、ごく初期のがん、と言えそうです。
がん保険は、もともと上皮内がんが対象外だった
がん保険の保障対象は「悪性新生物」であって、
学術的に分類されている「上皮内新生物(上皮内がん)」は対象外・・・というのが、もともとのがん保険の考え方でした。
でも、
患者さんにとっては悪性だろうが上皮内だろうが「がん」は「がん」なんです。
がん保険に入っているのにがんになっても保険が下りないなんて、絶対におかしい!
と言うわけで、
最近のがん保険は上皮内がんでも保障対象とする商品が増えてきました。
しかしながら、がん保険に力を入れている保険会社でも、各社によって保障内容はバラバラ。
たとえばこんな感じ
A社 上皮内新生物の場合、診断給付金は10%をお支払いします。
B社 上皮内新生物の場合、診断給付金は50%をお支払いします。
C社 上皮内新生物の場合、診断給付金の支払いは1回のみとさせていただきます。
D社 上皮内新生物、および皮膚の悪性黒色腫以外のがんについては支払い対象外です。
などなど。
せっかくがん診断で100万円下りる保険に入っていても、10万円しかもらえなかったり、再発の場合にはもらえなかったりするんです。
この辺りが保険に加入することをとても難しくしている原因ですよね。
ホント、何とかならないかしら?
上皮内がんが一番多い部位はどこ?
さてさて、ここで今回一番のポイントをお伝えします。
実際、どれくらいの人が上皮内がんと診断されているのか?ということです。
上皮内がんと診断されているのは、
がん全体のおよそ10%前後。
中には胃がんや肺がんなど、上皮内がんは1%以下という部位もあります。
そんな中、上皮内がんの診断が一番多いのは・・・
子宮頸がん です。
国立がん研究センターがん情報サービス「がん登録・統計」(2011年)によると、
子宮頸がんに罹患した人の推計値は32,403人。
うち上皮内がんは21,025人。
ということは、子宮頸がんに罹患した人のうち、
実に64.9%が上皮内がんだったのです!
さらに上皮内がんだった人のうち、15歳~44歳で罹患した人が、
なんと78.0%!
やはり子宮頸がんは若い女性に特に多いがんなのです・・・。
若い女性はがん保険の検討に手を抜かないこと!
最近は子宮頸がんの検診や予防などのニュースが多いので、気になっている人も多いはず。
20代、30代の女性の方は、
「がん保険はもっと後でもいいかな?」
なんて思わず、ぜひ真剣に考えてみてください。
そして、たくさんあるがん保険の中でも、できる限り上皮内がんでもキチンと給付を受けられる保険を選んでくださいね。
中には上皮内がんでも減額は一切ナシ!というがん保険もありますよ。
最後にもうひとつ。
上皮内がんを支払い対象外にしたり、大幅な減額をしたりする保険会社の中には、
「過去に上皮内がんを患った人でも新たに保険に入れます」
という所もあるんです!!
普通、過去にがんを患ったことがある人は、ほとんどの保険に加入できなくなるもの。
でも、
“上皮内がんは支払い対象外 = 上皮内がんはがんとはカウントしない”
ということで、その後の経過が良好なら再び保険に加入できるのです。
こんな裏ワザも覚えておくと将来役に立つかもしれませんね!
以上、みちこ先生でした。
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