乳がん検診結果で「経過観察」。がん保険は入れるのか?
こんにちは。
みちこ先生です。
今回は乳がん検診とがん保険の関係についてお話したいと思います。
先日のブログで乳がん検診を受ける前にがん保険に加入しよう、というお話をしました。
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hokensensei-michiko.hatenablog.com
その後、ある女性からこんなお問い合わせをいただきました。
「実は、乳がん検診を受けたら経過観察と言われ、半年後に再検査することになりました。とても不安になってしまったのですが、今からでもがん保険に入れるのでしょうか?」
詳しくお話を聞くと、左胸にしこりがあり、おそらくは良性で問題がないようですが、大きくなると悪性の可能性もあるので
「半年後にまた検査しましょう」
という内容だったとのこと。
自分がそんな診断をされたらと思うと・・・、ちょっと怖くなりますね。
この女性はこれから半年間、不安な気持ちのまま過ごすことになりそうです。
もし、がんだったら。
一番は体の心配でしょうが、同じくらいに心配なのが「お金」。
治療費は一体いくらかかるんだろう・・・?
今の仕事を続けられないとすると収入はどれだけ減ってしまうのだろう・・・?
ということでこの女性も、今までほとんど気にしてなかった「がん保険」について調べて見よう、と相談に来たそうです。
さて、ではこのような状態で、この女性は今からがん保険に加入することができるでしょうか?
答は ・・・ ×
おそらく、ほぼ全てのがん保険に加入できないと思います。
保険加入にあたっては、申し込み時点の健康状態を記入する「告知書」を提出します。
がん保険の場合、がんと診断確定されたら加入できないのはもちろんのこと、経過観察との指導がある場合も加入は非常に難しいのです。
本人としては
「私はこんなに元気で何の治療もしていない。そもそもまだ病気とも言われてないのに保険に入れないなんて納得できない!」
という気持ちでしょう。
でも保険会社は「これからがんになるかもしれないものを体に持っている」という時点で早々にお断りをしてきます。
決して保険会社がケチだ、ということではありません(汗)
他の健康な加入者との公平性が保たれないので、少しリスクが高いと判断した人はお断りをする、ということです。
ではこの女性が、がん保険に加入するにはどうしたらいいのか?
今すぐは難しいですが、半年後の検診で悪性ではないとわかったら、すぐお医者さんに診断書を書いてもらってください。
それを保険会社へ提出すれば加入できる見込みはグッと増します。
また、経過観察がずっと続いていても、3年~5年くらい状況が変わらないままなら、リスクは低いと見て加入できる見込みが出てきます。
いずれにせよ
これをゼッタイ覚えておいてくださいね!